びわ湖チャリティー100km歩行大会|人生って素晴らしいんだと思う!
カテゴリー: スタッフブログ
- 2017年10月31日
第4回びわ湖チャリティー100km歩行大会に参加しました。
滋賀が誇る琵琶湖の回りを2日間かけて夜通しぐるり歩く大会です。
スタートは、長浜城。ゴールは雄琴温泉。その距離100㎞。
東京から富士山まで。
大阪から淡路島まで。
神戸から岡山まで
もう遠いのか近いのかよくわかりません。スタッフにも参加確認したのですが今年は、誰一人として乗って来ず。
「よっしゃ今年は役員でええとこ見せたる!」と気軽に参加表明。フルマラソンの経験があるので、
距離は倍以上でも、歩きだしと謎に納得。
なんだかいけそうな気がする40代。
ろくに練習もせず当日を迎える。当日はあいにくの小雨。
台風21号が迫り、状況が悪くなることはわかっているけど、
まだウキウキしている自分がいる。←知らないってことは素晴らしい。出発地の長浜城でラジオ体操後、9:00スタート!
雨が強くなってきたので雨合羽を着用。
湖の周りで景色があまり変わらない。
お店もまばら、コンビニだけが私たちの命綱。彦根城の周辺は、お土産屋さんも多く、ワクワク!
ラッキーなことに、ゆるキャラの人気者ひこにゃんにも遭遇!15㎞ ———————————–
そんな時!社長の靴が壊れる。
靴底がベロリとはがれ、歩行困難に。
15kmでもうあきらめるのかと思ったら、
目の前に大型ショッピングセンターベイシア彦根店がドドーンと現れる!
今思えば、その後靴を購入できるような店は全然なかった。
神様は、「まだ歩け」と言ってくれてたのか(^^;)32㎞ ———————————–
第1チェックポイントに到着したのは、17:30。
このあと段々と雨が強く、夜の世界に。細い歩道。
水はけが悪く、100mほどの水たまりが!!
もう足をうごかすのも精いっぱいなのに、
柵につかまりながら、少しでも濡れない場所を探して歩くのが、
不要な筋肉を使って、膝に堪える。40㎞ ———————————–
エイドステーションで、ボランティアスタップの方から、
おにぎりとトン汁と暖(ストーブ)の提供。
座ってゆっくりすると、温まっていた体が冷えて、足がだんだん重くなる。50㎞ ———————————–
エイドステーションを出てからは地獄。
さらに歩道が狭くなり、おしゃべりしながら進んでいたのが、
完全に一人の世界に。
重い足を前に進めることだけで頭がいっぱいである。途中であきらめたくなったけれど、
チェックポイントまでいかなければリタイヤもできない。そんな時、暗い中雨に濡れて道案内してくれるボランティアスタッフの笑顔。
「もうちょっとですよ(^^)頑張って」
人は人によって元気をもらえるんだと実感。53km ———————————–
スタッフさんのおかげで、チェックポイント2㎞手前で、スイッチが入り、
ディズニープリンセスメドレーをシャウトしだした私。
歌詞はめちゃくちゃだけど、歌うと不思議に力がわいてくる。
動かなかった足もスキップしてる。到着した第2チェックポイントでは、
キレイなスタッフのお姉さんたちが、
「よく頑張りましたね」って、名前の書かれたカードを渡してくれたて涙が出た。でもその後続いた言葉が、
「あとたった50㎞ですよ♥」その時はまだ諦めたわけじゃなかった。
ストーブの前で放心状態になって5分、10分。。。「もう無理」心の中に芽生えた言葉は、完全に私を覆ってしまった。
長浜城を9:00にスタートし、第2チェックポイント53㎞に23:00に到着。
私たちの挑戦は、ここまでとなりました!!!
来年は、100㎞完歩することを誓います。暗い夜道を歩くことは、先が見えず、
問題をかかえ歩く人生のよう。けれど、ボランティアスタッフの方も同じく暗い夜道、雨に濡れて、
道案内やエイドの提供をして、参加者の光となってくれました。
人とのかかわりもまた人生のよう。困難な事があった時に、外部環境のせいにせず、
それを乗り越えること。乗り越えながら気づくこと。ここまで運んでくれた様々なきっかけに感謝。
来年は、参加してくれるスタッフが居ることを願ってます(^^)