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上方落語|最小で最大のパフォーマンス

カテゴリー: スタッフブログ

   
2017年12月12日

先日初めて落語を聞きに行きました。

ドラマの中のお芝居の一部として見たことはありましたが、
生で見るのはお初です。

素人名人が集まる寄せで、
軽い気持ちでお邪魔したのですが、

その熱気にすっかりやられました!
いやもはやズキュンとはまりました!

ご存じの方も多いでしょうが、
落語は1人で演じます。
大旦那さま、でっち、乞食、男、女、老人に子供。
全て1人の人が演じ分けます。
手ぬぐいや扇子は、お財布になり箸になりキセルになり提灯になり。。。
最小のもので最大の表現をします。

一番印象に残ったのが、「茶漬けえんま」。

笑いは、緊張と緩和、ホッと緩んだ時に生れるもの。
そこで、緊張のパートを閻魔さま、緩和のパートを茶漬けとして、
この題材なら面白いものができるだろうと、
桂枝雀さんと小佐田定雄さんが作った演目だそうです。

閻魔さまやらキリストさま、お釈迦さままで出てきて、
てんやわんやとなるお話しです。

作品自体も面白いし、噺家さんの表現力も素晴らしく、
極楽のくだりでは、目の前に七宝の御社が目に浮かびました。

勉強になったのが、「伝える」こと「間」のこと。

古典落語の中には、難しい言葉や現在じゃよくわからないキーワードもあるのですが、
噺家さんがサラリと現代風に言い直してしっかり伝えてくれます。
また、会場の雰囲気をつかみ、笑いの起こる「間」に爆弾を打ち込むところもすごかった。

1回聞きに行ったくらいで何を生意気な!という感じではありますが、
感動して、こうしてブログに書いてシェアして、
落語好きな人を増やしたいと思ったおりますので、
お許しください(^^)

今回おじゃましたtukuru亭は、
来年3月に開催予定。

そしてなんと!2018年7月。
新開地まちづくりNPO、上方落語協会、神戸市、兵庫県がタッグを組んで、
上方落語の定席が神戸に誕生するそうです。

定席(じょうせき)とは、寄席の小屋があることで、
そこに行けばいつでも落語を楽しむことができます。

なんばグランド花月でいつも吉本新喜劇が見られるようなものです。
(わかりにくい。。。)

神戸にお越しの際は、新開地で一席いかがでしょうか。

saori

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