Google Data Studioを本格導入してみたら、超感動した。
カテゴリー: スタッフブログ
- 2017年10月19日
(※上記は弊社のサイトではなくGoogleのサイトで分析結果を表示しています。)
GoogleDataStudioというデータ分析ツールをご存じでしょうか。
GoogleDataStudioは有償版であったのですが、ベータ版として無料版での提供となりました。GoogleDataStudioは元々は日本での利用ができなかったのですが、最近になって日本版としても利用ができるようになりました。まだまだ日本では認知率は高いとは言えませんが、無料のツールとしてパフォーマンスの高いツールですので、お勧めです。
弊社でもGoogleDataStudioを本格導入しましたので、その機能について紹介したいと思います。
☆Google Data Studio
https://datastudio.google.com/
1.レポート例実際に弊社で使っている設定を元に、データのみGoogleサイトに置き換えたものです。
https://datastudio.google.com/u/0/reporting/0B3gdKmnbIebkNEFUYVNtQ3MxRG8/page/o6GJ
(※自由に編集もできますので一度使ってみてください。)
■基本指標/PV数推移
「セッション数」「PV数」「ユーザー数」「直帰率」「CV数」「CV率」といった重要指標が先月比と合わせて数値で分かります。「セッション数」「PV数」が時系列で分かるようになり、アクセス状況やPV数の変化を視覚的に把握することができます。
■流入分類、日時分布
「オーガニック検索」「ダイレクト」「広告」など流入チャンネル毎の「セッション数」「CV率」が把握できます。「曜日別」「時間別」の「PV数」も把握することができます。
■ランディングページ、検索キーワードランキング
「ランディングページ」の上位項目が「セッション数」基準で把握できます。「検索キーワード」の「クリック数」についてランキングで把握することができます。
■クリック数vs表示回数
「クリック数」と「表示回数」の関係性を把握できるようになっています。この指標より、潜在的な検索ボリュームとクリックの反応を知ることができます。
2.メリット
■視覚的に見やすくインパクトがある
色やデザインを自由にカスタマイズできるので、カラフルで見栄えのよいレポートを作ることができます。日付や表示設定も自由にできるので定期的なデータ分析も簡単にできます。とにかく見やすいので、クライアントなどにも好評を得ることができると思います。
■アナリティクス以外のデータも取り込める
GoogleAnlytics上ではマイレポートがありますが、他の外部データを扱うことができません。GoogleDataStudioでは、GoogleAdwardsやSearchConsoleやGoogleスプレッドシートのデータも取り込み、一つに集約し必要なデータのみを抽出することができます。
■サイト上で共有できる
従来のレポートでは、PDFやパワーポイントなどの出力されたデータを取り扱っていましたが、GoogleDataStudioは、ネット上で共有することができます。クライアントにURLを伝えておくだけで、リアルタイムに見てもらうことができます。
3.デメリット
■最初のレポート仕様作成が大変
高機能で自由度が高い反面、最初の作成に時間がかかります。
私も概要と操作を理解して作成するまで半日程度かかりました。
どうしても一回目だけは避けて通れない壁はあります。
■印刷できない
一番の難点が印刷できる機能になっていないことです。印刷できれば最高なのですが、キャプチャーなどで多少画素数が荒くなりますが一応印刷はできます。共有することに重点をおいているので、会議室などでPCを使っての大画面でプレゼンするには効果を発揮します。
■取り込めないデータがある
何でも取り込めそうですが、GoogleAssistantのAssistantデータやYahoo関係の広告のデータの取り込みはまだできていないようです。CSVデータを取り扱うことができるので、データを加工すればできるかもしれませんが、少し手間がかかりそうです。
まとめ
初期セットアップは確かに大変ですが、あとはボタン一つで定期レポートが簡単に表示することができます。
弊社では本格的に導入してからは定例会議用の報告レポートとして、サイトの状態を定点観測するために使っています。一番のメリットは共有ができるので距離のはなれたクライアントとの情報共有がリアルタイムでできることでしょうか。ここまで視覚的にわかりやすいツールはGoogleDataStudioを超えるものはないかもしれません。
自社のWEBサイトの価値を上げるためのツールとして、クライアントへの提案資料として一度使ってみることをお勧めします。『無料でここまでできるの!』と、きっと感動します!